そうはいっても値段が気になる…という悩みはもっともですが、火災保険を活用して外壁塗装ができる、ということはあまり知られていません。
オーナー様の中には、火災保険は火災などの突発的な自然災害にのみ適用されるもので、経年劣化ともいえる外壁の修復には適用されないと思っている人も多いです。
というよりも、そういった考え方の方が一般的かもしれません。
ですが、多くの保険会社では約款の中の支払条件に火災だけではなく落雷や雪、台風なども入れているところがほとんどです。
外壁の劣化は長年風雨にさらされてきたことが原因ですから、火災保険を適用して修復費用をねん出するのはいたって理に適っていると言えるでしょう。
実際に雪の被害が毎年大きい北海道などでは、火災保険を活用して修復を行っているところが多く存在しています。
一度保険会社に確認してみることをおすすめします。
このように、集合住宅は修繕費をねん出することが経営上大きな課題となっていますが、火災保険を活用することによってカバーできる部分が存在するということがわかりました。
火災保険料は黙っていても引き落とされるものであり、払いたくなくても仕方なく払わなければならない費用だと諦めていたかもしれませんが、このように活用できる方法を発見すれば、コツコツと積み立てるように保険料を支払っていく意義が生まれるはずです。
集合住宅の外壁塗装はかなり大きな出費になりますので、できる限りの方法を実践して、少しでもお得に施工したいところです。
