【足立区】外壁塗装の塗料はどれがいいの?~光触媒塗料のデメリット~
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東京都足立区・葛飾区・江戸川区の地域密着型外壁・屋根塗装・雨漏り修理・防水工事専門店の株式会社楽塗です!
外壁塗装に使う塗料には、一般塗料と機能性塗料の2つに分ける事が出来ます。
一般塗料とは、アクリル系塗料やウレタン系塗料、シリコン塗料、フッ素樹脂塗料などがあり、最近はラジカル塗料と呼ばれている新しい塗料が登場するなど、外壁塗装の塗料選びの選択肢が増えています。
ちなみに、ラジカル塗料はUVや酸素、水などによる塗膜の劣化でもあるラジカルを防止する事が出来る塗料であり、フッ素樹脂塗料とシリコン塗料の中間的存在になっています。
一般塗料は、塗料に含まれている樹脂成分の違いにより耐用年数が異なる、コストが異なるなどの特徴を持ちますが、機能性塗料は一般塗料とは異なり、特定の機能を持つ塗料の総称です。
例えば、断熱塗料や遮熱塗料は断熱効果や遮熱効果を期待する事が出来る、省エネ住宅に最適な塗料とも言われています。
断熱塗料は、外部からの温度差を与えにくくする塗料であり、冷暖房費を節約出来るなどの機能を持っています。
機能性塗料の中でも、注目が行われているのが光触媒塗料です。
光触媒塗料は、汚れを浮き上がらせる作用を持つ特殊な塗料です。
汚れを浮き上がらせる仕組みと言うのは、太陽の紫外線を受けると、外壁に付着している汚れを浮き上がらせる効果があるもので、雨が降ると浮き上がった汚れを洗い流すなど、セルフクリーニング機能を持っています。
とても機能性に優れた光触媒塗料ですが、塗装・施工できる業者が少ない、施工価格が高いというデメリットがあります。
塗料自体の単価も高いのですが、世の中にまだ浸透しきれていない塗料のため、需要と供給のバランスが伴っておらず、手頃な価格でないのが現状です。
現在普及されているシリコン塗料と比較すると、㎡あたり2000~3200円程高く、業者さんによっては2倍も高い塗料単価となってしまう事もあります。
光触媒塗料塗料は、屋根用の光触媒塗料は取り扱いが無く、外壁に採用できる光触媒塗料でも、木や石、漆喰、樹脂などは光触媒塗料とは相性が合わないため、塗装する事が出来ないという注意点もあります。
また、光触媒塗料は歴史がまだ浅く、耐用年数20年というのも、メーカーが研究した上で算出された数字であり、実証が出来ていないので信頼性に欠けてしまうというデメリットもあります。
他にも、紫外線に反応しにくい部位・雨が当たりにくい場所では、光触媒塗料のパワーを発揮しにくかったり、少し硬い塗膜となってしまうので、一般的なシリコン塗料と比較すると、クラック(ひび割れ)が発生しやすい塗膜となりがちです。
また、光触媒塗料は光に反応させる事で効果を発揮させる塗料のため、ビビットな色・濃色などは難しく、光に反応しやすい白色がベースの淡い色に限定されてしまいます。そのため、ビビットな色や濃色が好みの方には不向きとも言えます。
しかしながら、光触媒塗料にはとても多くのメリットもあります。
外壁をきれいな状態に保ちたい、長年美観を維持したい人などからの注目を集めているのが光触媒塗料でもあるのです。
光触媒塗料を採用できる環境であれば、ぜひ検討されてみるのもいいのではないでしょうか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!