【足立区】外壁劣化診断士ってどんな資格?
現在の日本は高齢化や少子化などの影響もあり、空き家が増加する傾向が強まっています。
そのため、国の政策も新築を中心とした住宅政策から既存住宅の有効活用へと変化をしてきました。
既存住宅を再利用するに当たり、リフォームやメンテナンスを適切に行なえる人材の育成はこれまで以上に期待されています。
しかし、建物の再利用にあたっては、最初は既存の建物の状態を正しく判断する必要がありますが、日本にはその様な役割を担う人材が十分とはいえないのが現状のようです。
外壁劣化診断士は、まさにこのような状況を下支えするのに期待されている資格です。
外壁劣化診断士は、既存の住宅における適切な診断を行うための知識と技術を有します。
特に、消費者の立場から的確な建物診断を行なえることを考えると、今後ますますその需要の高まっていくのではないでしょうか。
外装劣化診断士試験は、一般社団法人住宅保全推進協会が推進している試験で、定められた受験資格はありませんが、推奨されているのは「20歳以上で日本国籍を有し、建設業または不動産業での実務経験が3年以上の方」「建築士、宅地建物取引主任者の資格を有する方」の2つが挙げられています。
外壁劣化診断士は上でも述べたとおり、住宅リフォーム市場においてそれぞれの現場で消費者と直接向き合う人が取得することが一般的です。
この資格を取得すれば、適切な住宅診断の方法を身につけ、消費者に役に立つ提案をするための知識や技術を兼ね備えている人材を目指したいと思っている人にとっては非常に意味のあるものではないでしょうか。
実際の試験は、補修工事等を提案する人を対象として作成されてることになります。
具体的な試験科目に建物の構造、建築材料、屋根・外壁の劣化状態、雨漏り・漏水のリスク、診断の実務、関連法規などがあります。
この資格を保有していることはご自宅の外壁などの相談を行いたい人にとっては、自分たちに近い目線でこれらの診断を行ってもらえるという点でとても心強いものではないでしょうか。