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外壁遮熱塗料2022年決定版 THE10選

こんにちは!

8月に入り毎日厳しい暑さが続いていますね😖💦

ここ数年、電気供給のひっ迫が懸念されていますが、お家の外壁・屋根塗装に遮熱塗料を用いることで、屋内への熱吸収を軽減してくれるので、家の中を快適な空間に保つことが出来ます🏠

そこで本日は『遮熱塗料』メリットとデメリット、おすすめの外壁遮熱塗料10選をお伝えしていきたいと思います。

 

遮熱塗料の性能

まず最初に、遮熱塗料は正式には『高日射反射率塗料』と言い、JIS規格により品質が定められています。

外壁や屋根などに遮熱塗料を塗布することで、赤外線を反射してくれる機能を持っているため、厳しい日射がある日でも、太陽光によって生じる熱を跳ね返し、熱の吸収を抑えてくれるため家の中の温度上昇を抑えてくれます。

 

その結果、エアコンの温度設定を下げるのを控えることが出来るため、省エネ対策にもなりますし、都市部で問題となっているヒートアイランド現象を防ぐ効果も期待できるのではないでしょうか。

(※ヒートアイランド現象とは、都市部の気温が周辺の気温よりも上昇してしまう現象のことをいいます。)

また、国や自治体でも遮熱塗料での塗装を省エネ対策として推奨しており、助成金や補助金がでる場合もあるので、塗装工事をお考えの方は是非ご自身の自治体に確認してみて下さい🙂

遮熱塗料と断熱塗料の違いとは??

『遮熱』『断熱』という言葉は似たようなイメージを持たれる方もいるとは思いますが、『遮熱』と『断熱』には明確な違いがあります。

その違いは、遮熱塗料は特に夏場に効果を発揮してくれるのに対し、断熱塗料は夏場と冬場の両方にその機能を発揮してくれる点です。

断熱塗料は、塗膜の中に熱をため込むため、屋根や外壁の基材自体に熱を伝えにくくします。そのため、室内の温度を保持する効果があり、冬場の冷たい外気を室内に侵入するのを防いでくれます。

遮熱塗料は室内の『温度上昇』を防いでくれる塗料、断熱塗料は室内の『温度変化』を防いでくれる塗料と理解していただければと思います。

 

遮熱塗料のメリット

■外壁や屋根基材の寿命を長くすることができる

遮熱塗料を用いて塗装することで、熱損傷の現象を予防することができます。

外壁や屋根に継続的に熱が当たり続けることで、劣化が進行してしまい、ひび割れや塗膜の割れが発生し耐用年数が短くなってしまいます。

金属製の基材は特に熱膨張が起こりやすい材料なので、とても効果的です。

■室内の温度上昇を抑えることができる

遮熱塗料の機能の1つとして、屋内の温度上昇を抑えることができます。

遮熱塗料を塗布し太陽の光を反射することで、基材に熱がこもるのを防いでくれます。

その結果、屋内の温度上昇の抑制につながるのです。

遮熱塗料とは、日差し自体を反射させることで、熱が発生してしまうことを防ぐというのが遮熱塗料の目的なのです。

■節電や省エネに配慮することができる

一般家庭で夏場の日中に使用する電量のおよそ6割近くが、エアコンの利用による電力であるといわれています。

また、エアコンを利用することによって、二酸化炭素も多く排出されています。

けれど、施工面に遮熱塗料を塗布し、部屋の温度上昇を抑えることで、エアコンの使用電力を1~2割ほど節電することができるのです✨

電気代を節約することができ、かつ二酸化炭素の排出量を抑えることで環境問題にも配慮できるのは大きなメリットといえるのではないでしょうか。

 

遮熱塗料のデメリット

■一般的なシリコン塗料よりも少しコストが高い

遮熱塗料は、一般的なシリコン塗料に比べ、遮熱するという機能性を持っている分価格が少し割高になっています。

各塗料メーカーや遮熱塗料の種類によって変動はありますが、一般的なシリコン塗料よりも10万円近くコストがかかっていました。

しかし近年では、シリコン塗料との値段も縮まっており、あまり大きな価格の差はなくなってきました。

■劣化によって遮熱性能は下がる

遮熱塗料は、塗膜がきれいな状態であればこそ赤外線の反射力を存分に発揮することができます。

けれど、経年によって塗膜が劣化してしまうと、その機能を十分に発揮できなくなってしまいます。

遮熱効果を少しでも長く維持するためには、定期的にメンテナンスをしっかりと行うことが重要です。

■塗膜自体の耐久性が優れているわけではない

勘違いをしがちなのですが、遮熱塗料とはあくまでも日射反射率が高い塗料であり、無機塗料などの塗膜自体が耐久性に優れた塗料とは異なるので、注意が必要です。

■断熱効果の機能はない

遮熱塗料は、赤外線を反射して、基材の表面温度の上昇を抑えることができる塗料です。

屋外の熱を中に伝えるのを防ぐことはできますが、屋内の熱を外に逃がさないようにすることはできません。

お住まいの地域によりますが、遮熱効果は冬場でも機能するため、寒さが厳しい地域では、屋内に熱が入ってこないので室温が下がってしまう可能性もあります。

 

おすすめの遮熱塗料10選

遮熱塗料と一概にいっても数多くの種類があり、それぞれ少しずつ特徴が違います。

今回は、そのたくさんの遮熱塗料の中から厳選して、10種類の外壁遮熱塗料をご紹介させて頂きます。

 

①リファインSi【株式会社アステックペイント】
耐用年数:12~15年
超低汚染リファインシリーズは、無機成分を配合することによって、優れた親水性が発揮し、塗膜に汚れが付着しても、塗膜と汚れの間に雨水が入り込むことで、表面についた汚れを落としてくれます。
また、カビや藻の発生も抑えてくれるので、長期間美観を維持することができ、健康面にも配慮できる塗料となっています。

サーモアイウォールSi【日本ペイント株式会社】
耐用年数:8~12年
塗装業界最大手の日本ペイント株式会社が販売する塗料であり、各メーカーが取り扱っている遮熱塗料の中で最も高い90%以上の日射反射率を誇るのが、このサーモアイシリーズです。
サーモアイ専用の下塗り材を組み合わせて塗布することで、より高い遮熱効果を発揮する仕組みとなっています。この上塗り材と下塗り材の両方ともで日射を反射させる仕組みは、他社の塗料にはみられない特徴と言えると思います。
③エシカルプロクールSi【日本中央研究所株式会社】
耐用年数:10~15年
エシカルとは英語で『倫理的な』という意味を指します。
法律の縛りこそありませんが、多くの人々が正しいと思うこと、または本来人々が持っている良心から発生した社会的規範のことを意味し、人や社会、地域、地球環境など広い視野に配慮した思考や行動のことを指すようになりました。
こういった概念に着目し、近年問題になっているヒートアイランド対策のために設計された塗料です。
エシカルプロクールシリーズは、放熱に重きを置き開発された『冷めやすい』塗料です。
半導体の熱対策に使用される世界最高峰の素材の真球ナノ・ファインセラミックスを建材塗料に応用し、赤外線に効果的な『反射』と『放熱』のダブルブラインド効果で、塗膜を外気温程度に近づけ熱がこもることを防いでくれます。
④リファインF【株式会社アステックペイント】
耐用年数:15~20年
①でお伝えしたリファインSiと同様の機能を持ち、さらに紫外線に対して優れた耐候性を発揮してくれます。
Siシリーズよりもさらに耐用年数が長持ちする塗料となっています。

⑤サーモアイウォールF【日本ペイント株式会社】
耐用年数:15年
②でお伝えしたサーモアイウォールSIと同様の機能を持ち、高耐候性に優れ、汚れにも強く、カビや藻の発生を抑制、高い透湿性によって、長期間に渡って遮熱性能を維持し、建物を守ってくれる塗料です。

⑥エシカルプロクールF日本中央研究所株式会社
耐用年数:16~22年
③でお伝えしたサーモアイウォールSIと同様の機能を持ち、特殊なナノ・セラミックスを原料としているので、塗膜自体が薄くなめらかで汚れが付着しにくく、優れた耐久性を合わせ持っています。
水系フッ素樹脂の超高耐候・超低汚染が強みのプロクールFは、戸建て住宅には最も適していて、長期間に渡り、施主様の大切な建物を強く守ってくれると思います。

⑦アドグリーンコート【日本中央研究所株式会社】
耐用年数:8~12年
高い遮熱性を持ち、一般的な遮熱塗料に比べて熱をため込みにくく、夜間に日中にこもった熱で室内が暑くなってしまうということはありません。
特に夏場の時期にエアコンの空調効率が上がり、電気代の節約につながります。
しかし、やや価格が高いのがネックと言えます。

⑧セラビューレCOOL【スズカファイン株式会社】
耐用年数:8~10年
アクリルシリコン樹脂系の耐候性の高い遮熱単層弾性塗料です。
高反射性顔料とセラミックバルーンの相乗効果によって、赤外線を反射し、優れた遮熱効果を発揮してくれるため、冷房効果をUPしてくれます。

⑨ワイドエポーレSi【スズカファイン株式会社】
耐用年数:11~15年
エポキシ樹脂によって高い付着性を持った塗料です。
シリコン変性によって、汚れに強く、高い対候性を実現してくれます。
金属系やセメント系の素地に適しています。
ターペン可溶タイプのため、強溶剤タイプと比較して臭気がきつくなく、既存の塗膜の収縮や溶解も少ないため、様々な既存塗膜に適応します。
詳細はこちら✏
⑩ガイナ【日進産業株式会社】
耐用年数:15~20年
ガイナは機能的塗料として人気の高い塗料です。
塗料に配合されている中空ビーズが断熱材の効果をもたらし、塗膜自体が断熱効果を発揮してくれます。
また、紫外線が中空ビースに侵入した際に、ビースの球体の丸みに対して発生するプリズム効果で反射と屈折を繰り返し、熱の発生を抑えることで、室内に熱を伝えにくくしてくれます。
一般的な塗料には難しい、高い断熱性や遮熱性をこの中空ビーズの機能が可能にしてくれています。
また、断熱効果を発揮してくれる中空ビーズは、吸音効果も合わせ持っています。
外壁に使用することで外の音を吸音して室内に伝わりにくくしてくれたり、天井や壁に使用すれば屋内で発生した音を外に伝えにくくしてくれる機能があります。
(ガイナを塗布した場合、数値で表すと、約4~10デジベル下げてくれます。)
防汚や消臭効果も高く、カラーバリエーションも豊富です。
ガイナ塗料は、ロケットの外郭にも使用する塗料を一般建築塗料に改良したものなので、その高い品質はお墨付きと言えますね👀
ただ、たくさんの機能を持っているため費用が高くなってしまうのが唯一のデメリットと言えます。

詳細はこちら✏

 

遮熱塗料がおすすめの環境

外壁に遮熱塗料を選ぶ際は、建物の立地条件や目的に考慮することが必要です。

3階以上の建物、上の階にリビングや吹き抜けがある

基本的には建物の階数が増えるほど、太陽光が当たりやすく部屋の中の温度も上昇しやすいと思います。そのため、平屋よりも2階建てや3階建てなどの高さがある建物ほど、遮熱塗料は適しているといえます。

年間を通して空調を使用する工場や倉庫など

遮熱塗料の機能によって、室内の温度を下げてくれることで、エアコンの節電をすることができます。

年間を通して空調を使用しなければならない工場・倉庫・店舗などといった建物には節電効果は魅力的ではないでしょうか。

年間を通しての日射量が多い地域

年間を通して日射量が多い地域であれば、遮熱塗料の機能を最大限に発揮できるといえます。

長い時間日射を浴びる地域の建物は、部屋の温度が上昇するだけではなく、熱によって建材自体がダメージを受けてしまう『熱損傷』の危険度を下げることができます。

年間を通して気温の温度差が激しい地域

気温の温度差が激しい地域にも、遮熱塗料はおすすめです。

建物は暑さで膨張してしまったり、寒さによって収縮したりするため、気温差が大きいとその分建物へ与えるダメージが大きくなってしまうので、遮熱塗料を塗布することで熱を跳ね返してくれるため、とても有効な対策といえます。

 

いかがでしたか?
遮熱塗料について、理解を深めることが出来ましたでしょうか🙄?
塗料の選ぶ色によっても、日射反射率は変わってきます。
外壁には、白系などの薄い色の方が反射しやすく、黒色などの濃い色の方が反射率は低くなります。
色見本を見ると、『日射反射率』や『明度』といった記載があると思います。
日射反射率は1~100まで数値があり、数値が高くなるほど日射反射率も高くなります。明度も1~100まで数値があり、100に近づくほど白っぽい色合いになります。
塗装工事を検討する際は、塗料の種類・色など頭を悩ますことも多いと思います。
このブログを読むことで、少しでもご参考にして頂ければ幸いです。
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本日も最後までお読み頂きありがとうございましたm(__)m

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