シーリング増し打ち
皆さまこんにちは(^^♪
足立区を中心に外壁・屋根塗装、カバー工事を行っております楽塗です。
今回はシーリング増し打ちのお話しです。
コチラの写真をご覧ください。
弊社職人が現場から持ってきたのものです。
とあるお宅の外壁の版間目地にあったシーリングです。
打ち替えのために剥がしたところ、このように綺麗に二つに分離してしまっていました。
茶色っぽい太い部分が元々あるシーリングで白い塗料が付いている部分が増し打ちされたものになります。
内側の古いシーリングと新しいシーリングが上手く馴染んでいない状態でした。
シーリング材の役割とは?
シーリングの役割とは何でしょう。
シーリングには水の侵入を防ぐ、建物の揺れから外壁材を守る役割があります。
耐用年数は、日照などによって変わっても来ますが7~10年と言われています。
経年により劣化が進むとひび割れたり、建物の揺れに追従できなくなって切れたりといった症状が出てきます。
そこで、大体の場合は外壁の塗装と一緒にシーリングも補修することが基本となっています。
増し打ちとは?
外壁シーリングの補修の仕方としては2種類あります。
●打替え | 古いシーリングを撤去して新しいものを打ち込む 費用(800~1,200円/m) |
●増し打ち | 古いシーリングの上から新しいものを追加する 費用(700~1,000円/m) |
サッシ廻りや入隅、ALCの目地など、撤去の際に中の透湿シートまで傷つけてしまう可能性のある場所は、増し打ちで補修しますが基本的には打替えをお勧めしています。
というのも、増し打ちは最初にあげた写真のように、材料を適切に使わないときちんとくっつかない場合があるからです。
表にも出ている通り増し打ちの方が値段が安くなっています。
こちらのシーリング施工の際の見積もりなどは確認できていないのですが、もし見積りの方に‘シーリング増し打ち‘となっていなかった場合は要注意です。
増し打ちの方が手間や材料費がかかりませんので、施工業者の手抜き工事が疑われる可能性があります。
一見きちんと施工されているように見えますが本来の防水機能はありませんので隙間から雨水が侵入してしまいます。
こういった工事されないように、工事前の見積もりと施工後の報告写真等を細かくチェックすることをお勧めします。
施工中に現場に張り付いていることはなかなかできないですよね。
こういった知識を持っているだけでも手抜き工事を見抜けることにつながりますので是非覚えておいてください!!