【足立区】シンダーコンクリートって何❓
こんにちは(^^♪
東京都足立区、葛飾区を中心に外壁塗装、屋根塗装、防水工事、屋根カバー工事を行っている楽塗です😊
いよいよ東京オリンピックが始まりましたね👏✨
本日は、「シンダーコンクリート」についてお話ししていきたいと思います。
シンダーコンクリートとは、シンダーを骨材とした軽量コンクリートのことを呼びます。
以前は石灰殻(シンダー)・炭(アッシュ)を骨材に使用していましたが、現在の日本は石灰をほとんど使用しなくなったため、人工的に作った軽量骨材を使用しています。
なので正式にはシンダーではないのですが、昔の名残もあり、軽量コンクリートの総称としてシンダーコンクリートと呼ぶことが多いです。
例えば、飲食店の厨房では調理に水を使用したり、床を水洗いしたりと、とにかく水を大量に使用しますよね。なので2階より上階の飲食店では特に階下に水が漏れないようにアスファルト防水などのコーティングを施すのが一般的です。
アスファルト防水だけでなく、排水するための配管などを覆うためにさらにコンクリートを被せます。そのため床を作るためのコンクリートは25㎝を超える厚さになってしまうのです。
普通コンクリートは砂と砂利からできているため、25㎝ともなると非常に重たいものになり、建物への負荷も大きくなってしまうため、その負荷を減らすためにも普通コンクリートの代わりに軽量コンクリートを使用します。
軽量コンクリートは、砂利の代わりに上記でも述べました人工的に作った骨材を使用しているため、重量を減らすことができるのです💡
さらに軽量コンクリートのもうひとつのメリットは、「断熱性」です。
熱伝導率が普通コンクリートの半分なので、断熱性が高く、冷暖房費の節約にもつながっていきます。
では、シンダーコンクリートの劣化のサインをお話しいたします。
⚠ひび割れ
時間の経過とともに出てしまう表面劣化であれば補修も可能ですが、ひび割れが大きくコンクリートが隆起してしまっているような状態であれば、上から防水工事を行うことができないので、ひび割れ部分または全体的なコンクリートの撤去が必要となってきます。撤去したコンクリートは産業廃棄物になってしまうので、ひび割れがひどくなる前に補修ができれば良いですね。
⚠伸縮目地の劣化
シンダーコンクリートではなく、その周囲も劣化します。
シンダーコンクリートは防水層とコンクリートとの間に断熱材とワイヤーメッシュを設置するのですが、コンクリートの熱収縮に対応するために一定の間隔で伸縮目地も設置されます。
この伸縮目地ですが、コンクリートに押されて表面に飛び出てしまうことがあります。
⚠内部への水の侵入
最も気を付けるべきシンダーコンクリートの劣化は、内部への水の侵入です。
時間の経過とともに、シンダーコンクリートの伸縮目地や端部の立ち上がりとの取り合い箇所、その他劣化個所から雨水が内部に染み込んでしまいます。
下層にはアスファルト防水層があるので、すぐに漏水とはなりませんが、万が一防水層が破断してひび割れなどがあれば漏水に至ってしまう可能性も十分にありえるので注意が必要です。
その他にも劣化のサインは様々ありますが、上記のようなサインが見受けられればまず劣化が進んでいることが考えられます。
早め早めのメンテナンスが重要になってきますので、気になる点があればぜひ点検してみてください。
楽塗では診断も無料で行っておりますので、もし気になる点がございましたらお気軽にご相談くださいませ<(_ _)>♪