【足立区】防水工事のアスファルト防水って何?
こんにちは!
東京都足立区・葛飾区を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事・屋根カバー工事を行っている楽塗です😊
梅雨の時期が近づいてきますが、日本は雨が降ることが多い国として知られています。実は世界平均の2倍近い降水量だそうです。
そして、雨水は建物を劣化させる大きな要因の一つとして挙げられます。
そのため、建造物を長く保たせるために防水工事は必要不可欠です。
今回はその方法のひとつ、「アスファルト防水とはどのようなものか」をご紹介していきたいと思います💡
アスファルト防水とは、昔から幅広く使用されている防水工法の一つです。
防水工法の中でも、シート防水は耐久性が高く安価ですが、経年劣化による硬化がデメリットとして挙げられます。
また、塗膜防水は液状の防水塗料を塗装し、建物に防水性を持たせると言う方法です。塗装を行うために下地処理が十分に行われていないと本来の機能が十分に果たされないと言うデメリットがあります。
今回紹介するアスファルト防水は、簡単に言うと、シート防水と塗膜防水を組み合わせた工法になります。
アスファルト防水ですが、主に3種類の工法に分けられます。
■常温工法
多くの現場で採用されています。冷工法と言われていて、その名の通り熱を使わない防水工事です。
シートの裏面にゴムアスファルトの粘着層をコーティングし、複数枚重ねて貼り合わせていきます。
シートを貼り合わせていくという比較的単純な作業のため、作業もしやすく、大掛かりな工事になりにくいのが特徴です。
デメリットとしては、シートを何重にも貼り合わせていくため、施工場所の耐久性を考慮する必要があります。
■トーチ工法
アスファルトをコーティングしたシートをバーナーで炙り溶かしながら貼り合わせていく工法です。
隙間なく溶着させることができるため、水が漏れにくく非常に高い防水効果を発揮します。
デメリットとしては、難易度が高いため、職人の技術力が必要です。溶着が不十分だと接着不良を起こす可能性があるため、注意が必要です。
■熱工法
熱を加えて溶かしたアスファルトを使用し、ルーフィングシートを積み重ねていく工法です。
100年以上も前から行われている工法のため、様々なノウハウが蓄積されており、信頼性が高いことが特徴です。
シートとアスファルトを組み合わせることで密着性も高く、重ね塗りを行うため、強固な防水層を作ることができます。
デメリットとしては、アスファルトを220度~270度の高温で溶かす必要があるため、煙や臭いの発生があり、環境への配慮の結果、近年では採用されることは少なくなっています。
耐用年数が他の防水工法よりも長いことで知られるアスファルト防水ですが、劣化の目安についてお話ししていきます。
アスファルトの特性上、比較的熱には強いですが、熱伸縮を起こしてしまうことがあり、伸縮を繰り返すと硬くなり、ひび割れに繋がります。
また、施工後一定年数を経過すると、内部に雨水が入り込むこともあり、目地部分のひび割れや雑草が生えるといった症状が見られます。
すぐに不具合を引き起こすことはありませんが、植物の根が防水層を侵食したり、防水層の内部まで雨水が入り込むことで雨漏りなどの大きな不具合を引き起こす可能性があります。
大きな不具合を引き起こす前に劣化が現れ始めたら早めのメンテナンスを検討する必要があるでしょう。
アスファルト防水の特徴の一つとして、防水層が劣化してしまった際に新しい防水層を積層することが可能になります。
同じようにアスファルト防水の上にアスファルト防水を被せたり、その他の防水工法を施すことができます。
現在の劣化状況を踏まえて、どのような防水工法が良いのかしっかりと判断すると良いでしょう。
弊社では、アスファルト防水の他にも様々な防水工事を行っております。
まずはお気軽にご相談くださいませ(^▽^)