【足立区】セラミック塗装って何?
セラミック塗料に関して学ぶ前に、まずセラミックについての基礎知識を知っておきましょう。
もともと陶器・磁器全般を指す単語であり、高温で焼き固めた個体を指して広く使われている言葉です。
陶磁器はもちろんのこと、ガラスやセメント、お茶碗からお風呂場のタイルまで、さまざまな材料に用いられています。
大きな特徴として、断熱効果が非常に高いという点が挙げられます。
陶磁器などを食品ごと電子レンジで温めても大丈夫なのは、強い耐熱性があるからなのです。
また、耐久性・耐侯性にも優れていることから、さまざまな用品・用材の素材となっています。
それでは、外壁塗装に使われているセラミック塗料とはどんなものでしょうか。
実は、未だにきちんと定義づけがされていない曖昧な言葉なのです。
セラミック塗料の他に、セラミックス塗料・セラミシリコンなど、色んな名称がつけられています。
素材のセラミック同様、耐熱性にすぐれ強度が高く、さらに配合塗料は親水性が高く壁が汚れにくいという、大きなメリットを持っています。
実はこのセラミック塗料は一般的な塗料よりも高額になります。
額でいえば1.5倍は見積もっておいた方が良いでしょう。
しかし、先述の通り、ひとくちにセラミック塗料といっても、さまざまな種類があり、原価・価格の差も大きいです。
その理由は、100%セラミックの塗料というものがこの世に存在せず、あくまで塗料に「セラミックの成分を何%か混ぜてある塗料」のことを指すという点にあります。
そのため、ほんの微量しかセラミックを含んでいない塗料なのに、通常塗料の倍近い工事代金を請求してくる業者もあります。
セラミック塗料自体は、耐久性・耐熱性に優れており、とても良い塗料ではあるのですが、きちんと知っておかないと「名前だけのセラミック塗料」に高額なお金を払う、なんて被害に遭遇する可能性もあります。
セラミック塗料を用いた悪徳業者は多く、惑わされないよう注意しましょう。