【足立区】外壁塗料の添加剤って何?
塗料には塗装後に固まる性質を与える結合剤が含まれ、ビヒクルと呼ばれることもあります。
これによって耐久性や耐候性も決まって来るとされています。
原料としては石油から作られる合成樹脂が使われ、アクリル、シリコンやポリウレタン、エポキシ、フッ素樹脂などがよく知られています。
色付けには顔料が使われます。
これを取り除くと無色透明になります。
水に溶けない粉末状のもので耐候性が高いものです。
鉱物や金属を主体とした無機顔料と、発色成分の鮮やかで光に弱い有機顔料があります。
樹脂を溶解して流動性を持たす溶剤、又は希釈剤と呼ばれるものがあります。
これを使用することで塗料が塗りやすくなる性質を持っています。
そして添加剤と呼ばれる安定性を良くしたり、作業性や塗膜性能の向上を目的に用いられるものがあり、汚れにくくしたりするものです。
このように顔料、樹脂、添加剤が塗料の基本成分として知られています。
このうち添加剤は量としては微量でこれを多くすると塗膜の耐水性を劣化させることになるので注意も必要なものです。
外壁塗料の添加剤は顔料、樹脂をうまく機能させるはたらきを持ったもので大切な役目を持っています。
塗料中の割合は数パーセントとされていて低いのですが、塗料の性質に大きな影響を与えるものでその種類も多いものです。
添加剤を分類すると例えば分散材があります。
これは顔料の貯蔵中に再凝縮を防止する性質を持ちます。
湿潤剤は貯蔵中に顔料への親和性を向上させて分散材の働きを助成する性質を持ちます。
また、塗装中はこれが入っていると顔料と結合剤との馴染みが良くなります。
粘度を上げることで調整する添加剤もそれぞれの性質を持ったものを使い分けることが出来ます。
消泡剤というのがあります。
発砲を防ぎ、発生した泡を消すことで塗装中のピンホールを防止することが出来ます。
増粘剤というものがあります。
塗料の粘度と流動性を確保して塗装の作業性を高める効果があります。
塗装中にはタレを防止し、塗膜の肉持ちを向上させる性質を持ちます。
可塑剤は塗装後の製膜性を改良し、塗膜に柔軟性を付与する性質を持ちます。
凍結防止剤は貯蔵中のエマルジョンの破壊を防止する性質を持ちます。
色別れ防止剤というものもあり、種類の違う2種類以上の顔料を使う場合に色別れや色ムラになるのを防ぐ目的で使われます。