【足立区】破風板って何?
破風板という言葉をご存知でしょうか?。
風を破る板というとおり、屋根の内部や屋根瓦の下に風が吹き込むのを防止するための板という意味の建築用語です。
屋根は上から吹き付ける風に対しては比較的強いのですが、下からの吹き上げには弱く、剥がされてしまうという弱点があります。
破風板はそんな吹き上げが起こらないよう、耐風性を高めるために重要な役割を果たしているのです。
また屋根下の隙間を埋めることで風の侵入だけでなく、水の侵入も防ぐことが可能です。
風にさらされて横殴りの雨が降った場合でも、屋根の内部に雨が侵入することを防いでくれます。
防風性・防水性と家を守るために重要な役割を果たすとともに、見栄えを良くするというのもその役割です。
建築に使われた内部の木材たちがむき出しになってしまうと、少し目立ってしまう場合もあるかもしれませんね。
それを隠すことで外観を美しくすることができるのも一つのメリットと言えます。
以前は破風板は木材で造られることが多かったのですが、直接雨風を受けるので耐久性の面で問題がありました。
そのため、最近ではガルバリウム鋼板などの金属系・セメントやセラミックスなどの窯業系といった材料がほとんどです。
金属系は耐久性の高さや見栄えの良さはあるものの火災が起こると熱で曲がってしまうため耐火性はあまり高くありません。
窯業系は耐久性・耐火性に優れており見栄えも良いものの、材質の重さから耐震性で劣るというデメリットもあります。
それぞれのメリットデメリットを知った上で、住んでいる地域の自然災害を含めた環境や、建物自体の材質と合わせてどちらが良いかえらぶようにするといいでしょう。
建物の中でもあまり目立つことない破風板ですが、縁の下の力持ちです。
これがあるかないかによって家の寿命は大きく違ってきます。
建物建築の際には、重要な部分となるので、よく選んで付けるようにしましょう。