【足立区】大規模修繕瑕疵保険ってどんな保険なの?
マンションは何世帯もの人が寄り集まって生活している建物ですから、メンテナンスを行うにも居住者の皆が協力しなければいけません。
一定の時期が来れば老朽化している部分を修繕し、新しい設備を導入していく必要があります。
とはいえ、建物が大きい分、修繕はおおがかりなものとなりますし、その費用はかなりの金額となりますから、長い期間をかけて計画を立てて費用を積み立てて実行していくのが一般的です。
大規模修繕工事をするとなれば、十分な技術と規模を持つ工事会社に任せることになるので、それほど心配はないと思うかもしれませんが、場合によっては工事をした結果、建物に不具合をもたらすこともあります。
もちろん、施工会社のミスであれば、それを補修するのは施工会社の責任ではありますが、誠実な対応をしてくれるとは限りません。そのまま倒産して雲隠れしてしまうことだってありえます。
そうなれば、依頼をしたマンションの管理組合が、費用の持ち出しをして補修を行わなければいけません。
当然のことながら管理組合の負担は、最終的にマンションの住人が被ることになってしまいます。
そのような事態に備えるために、用意されているのが大規模修繕瑕疵保険です。
施工会社が瑕疵保険に加入しておけば、万が一不具合が起きた時にも、工事会社は保険会社に保険金の請求が出来ます。
それにより、お金がなくて補修が出来ない、倒産をしてしまうというリスクを軽減させることが出来るのです。
万が一、それでも倒産してしまったなどというときには、保険金は発注者であるマンションの仮組合に支払われるので、そのお金で別の工事会社に補修を依頼すればよいのです。
ただしこの瑕疵保険は、いい加減な仕事をして保険金が支払われるようなことがないように、保険の対象となる施工部分に対しては、保険会社による検査が何回か行われます。
その検査をしても不具合が出たという時に保険金の支払いが行われることになるのです。
もしお住いの集合住宅で大規模改修が行われる場合は、万が一に備え施工会社に保険加入の有無を確認されるといいでしょう。