【足立区】足場の組み立て等作業主任者って何?
高所での防水工事や塗装などの作業を行う場合、足場が必要です。
それらの組立や設計を指揮監督する人を作業主任者といいます。
この作業主任者は資格の取得を行わなければ就くことができず、技能講習を受ける必要があります。
直接高所で作業をする人のことを作業者と言いますが、こちらの作業者も同様に資格が必要となりました。
以前までは資格を有する必要はなかったのですが、平成27年7月より労働安全衛生規則が一部改正したことを受け、足場の組み立てや解体・変更などの作業に関わる場合、特別教育を労働者に対して行なわなければならないというように法律が変わったのです。
高所での作業は常に危険がつきまとうため、きちんとした安全管理とリスク回避を行わなければならないからですね。
作業者の場合、作業方法に関する知識や工事の設備・器具などに対する知識・労働災害を防止するための知識・関連する法令に対する知識を身に付けることが目的とされ、合計で6時間の講習のあとに簡単な確認テストが行なわれ、それぞれの科目が理解できているかを問われます。
作業主任者になるためには、作業者の科目以外にも作業者に対する教育等の知識も学ぶことになります。
こちらは13時間の講習の後、1時間の終了試験を経てようやく資格取得ができるのです。
法律により、高さが5メートル以上であったり、張り出した状態だったりといった特別な足場の場合、この技能講習を合格したものでないと選ばれません。
さまざまな工事は作業主任者の指揮の下で作業が行なわれることになるのです。
先述の通り塗装工事には高所での作業も含まれるため、作業者はもちろん周囲の安全にも気を配る必要があります。
現状は義務化されているので心配はないかもしれませんが、塗装工事を依頼される際にはこれらのライセンスの有無を確認し安全に作業が進められるかどうかを確認してもいいかもしれませんね。