【足立区】単管足場とは
外壁塗装工事の際には足場組みが必要になる場合も多いのですが、今回は数ある足場の種類の中から「単管足場」について取り上げてみようと思います。
単管足場は、鉄製のパイプ2本で構成される足場で、柱材と足場材には同じ材料が使用されます。
構造的には、丸太足場とほとんど同じです。
単管足場とは簡単に言えば、丸太足場の鉄パイプ版ともいえると思います。
単管足場は、小規模な工事や狭い現場で使われることが多く、高い場所でも適応できる点はこの足場の大きなメリットになります。
1970年代までは住宅建築の際の足場工事と言えば新築の割合が多く、その際に使用されているのはとび職が組む丸太足場でしたが、その後、年数が経過するにつれて、外壁塗装の単体工事の頻度が増えてくることになります。
外壁塗装職人の中には、これまでとび職に依頼していた足場を自力で組む方が出てきました。
その時に利用されたのが、単管足場となります。
丸太足場と比べても、ゆれが少ないこともあり、単管足場は多くの塗装職人に利用されることになりました。
単管足場の登場は、それまでとび職が組んでいた丸太足場の終焉の大きな理由になたともいえます。
単管足場のメリットには、 狭い敷地でも設置可能な点や高い場所でも適応できることにありますが、反面、塗装の工期が長くなりがちなところや鉄パイプの重量が重い点などをデメリットにあげることができるかと思います。
現在の塗装工事の現場を見てみると単管足場が利用されるケースはどんどん少なくなっていると思います。
単管足場での作業はパイプに直接乗って行なうため安全面に不安があることがその原因になっています。
単管足場に変わる足場としては、作業床が確保されたくさび式足場があます。
クサビ式足場は床の上での作業になるため、安全面でも高く評価されており、今ではクサビ式足場が外壁塗装工事で採用されることが増えてきているといって間違いないかと思います。