【足立区】悪徳業者の手抜き塗装の特徴〜その3〜
塗装工事ほど繊細で施工環境に左右される工事はありません。
屋根や外壁の塗装を行う時に、最初に高圧水洗浄を行います。
これらが終わった後で気温や湿度を無視した乾燥時間で、不完全な乾燥状態で塗装に入る業者がいます。
湿度の高い時期や天候の悪い季節には、たとえ表面は乾燥したかに見える場合でも、内部に水分を蓄えている場合があるのです。
このような状態で塗装をしてしまうと、天気の良い日などに徐々に乾燥が進み内部の水分が蒸発することで、下地表面と塗装面の間に空気層ができて膨らんで剥離して塗装の保護の役目を果たさなくなります。
また塗装する外壁面の材質を全く考えずに、適当に材料を選んで塗装する業者もいます。
外壁の材質と塗料の相性を考えないで塗装すると、お互いに反発しあってこの塗装も剥離を起こしてくるのです。
例えば金属面に塗った塗料を色が同じだからと言ってビニール系の材料に塗る業者もいます。
これこそ金属専門の塗料でありビニール系とはなじめない材料のため、1年もしないうちにあちこちで剥離を起こしてせっかくの塗装がすべて台無しになってしまうのです。
ですから塗装する場所の材質をよく調べて、この材質に適合する相性の良い塗料で施工しなくてはならないのです。
また住宅や建物はいろいろなところに建設されて、どれ一つとして同じ条件で建設された住宅や建物はないのです。
この住宅や建物の建っている場所の外壁の立地環境を考え塗料を選ぶ事をしないと、後々で様々な影響が出てくる場合があるのです。
例えば住宅や建物の裏に小山や大きな樹木のある場合は、一年中ほとんど日が当たらずに湿気の多い状態になります。
このような立地環境ですとカビや藻が生えやすくなるので、これらに対応できるような塗料を選んで施工しなくてはなりません。
また逆に一年中日当たりが良く常に紫外線を浴びているような外壁の場合は、紫外線や熱に強く耐候性のある塗装材料を選定して施工すべきでしょう。
このように塗装工事は天候や湿度による乾燥状態をしっかり見極めて、塗装面の材質に適合する塗装材料や立地環境に対応出来る塗装材料を選定して、下地処理をしっかり行いメーカー仕様に則った丁寧で確実な施工をしなくてはなりません。
塗装工事ほど手抜きをし易い工事はないと言われるぐらい、いい加減に材料を選んだり下地処理をしなかったり塗装工程を手抜きしたりと、様々な悪徳業者がおります。
後でしまったと言う事の無い様に、信頼出来る業者にお願いしましょう。