【足立区】外壁塗装と地震対策
地震大国と呼ばれる日本で、住居の地震対策は必要不可欠になっています。
ご覧のように昨年1~3月は過去3年で見てみると地震が多かったようです。
東京や周辺県直下を震源とするマグニチュード7クラスの地震「首都直下型地震」は今後30年で70%の確率で起こりうると言われています。
昨年末に約10年ぶりに被害想定の見直しが行われ今年新たに公表される予定になっていますが、被害は甚大なものになることは間違いありません。
普段から色々なことを想定して気を付けていればいざという時に慌てずに済みます。
今回は、住居の外壁の地震対策について紹介していきたいと思います。
住居の地震対策として主なものとしては、屋根を軽いものに葺き替えたり、柱や壁の内側の耐震工事があげられます。
壁の塗装工事も地震対策に間接的に働きかけるのはご存知でしょうか。
外壁の塗装が劣化すると、防水性が失われ、雨水が浸入して建材が傷み、耐久性が落ちてしまいます。
家や外壁の劣化は、地震の揺れに対する耐久性をも下げてしまうので、外壁塗装を行い、外壁の強化を施すことは、地震対策にもなっていると考えられます。
では、地震対策として有効な塗料があるのはご存じでしょうか。
それは、建物のひずみに応じて追従する塗料です。
写真のように外壁が地震で割れたとしても表面塗膜が伸びてくれるので雨水が入り込むのを防いでくれます。
木材やサッシなどの建材類は、気温や環境の変化に応じて膨張したり縮小したりします。
また、地震や車の振動によって縦横に家が動くこともあるでしょう。
そのときに必要になってくるのが、塗膜の伸びと言われるものです。ゴム風船のように塗膜が家の動きに応じて伸びたり縮んだりすることです。
硬い塗膜で外壁を塗装してしまうと、家が揺れた時に割れやすくなってしまいます。
しかし、柔らかい塗膜ですと、建材の動きに合わせて一緒に動くので、比較的割れにくくなっています。
ただし、注意しておかないといけないことが一点あります。
そういった特徴を逆手に取ったリフォーム詐欺が横行するといった事態があります。
「地震対策はされていますか?」といったフレーズを言いながら訪問する形も多いようです。
どうしても、大きい規模の地震になると、全くもって無事と言える状況は少ないと思います。
そのため、「どんなに揺れてもこの塗料なら大丈夫」といった誘い文句も危険です。
地震対策を行う際のポイントは、外壁自体の強化、外壁の塗膜の性質、建物自体の劣化を防ぐような外壁にする、という点です。
地震に対して不安があるのでしたら、一度、外壁塗装による地震対策を考えてみませんか。