雨漏りの場所を特定にするには、まず屋根の仕組みを把握する飛鳥があります。
屋根は基本的に「垂木」「野地板」「ルーフィング」の3つの部材の上に屋根材を敷き詰めた構造をしています。
順に説明しますと、「垂木」は屋根に傾斜をつける木材のことであり、屋根の一番高い部分から斜め下に向かって長い木材を45cm程度の間隔で配置していくのが一般的です。
次に、「野地板」とは垂木の上に配置される板状の部材であり、ルーフィングや屋根材をのせる土台になります。
基本的に9mmから12mm程度の合板材が用いられ、人が乗っても壊れない耐久性があります。
続いて、「ルーフィング」とは雨漏り防止のために野地板の上に張る防水シートのことを言います。
ルーフィングにはいくつか種類がありますが、現在主流なのはシートにアスファルトを染み込ませた「アスファルトルーフィング」です。
そして一番上に設置されるのが屋根材であり、伝統的な瓦屋根からガルバリウム鋼板などのスレート、昔懐かしいトタン屋根など様残な種類があります。
これらの屋根を構成する部材のうち、主に防水効果を担っているのは「ルーフィング」です。
雨漏りのほとんどがルーフィングが劣化して穴や亀裂が生じて雨水が野地板まで侵入し、野地板どおしの隙間などから水が浸入することによって起こります。
ルーフィングのどの部分にどの程度の穴や亀裂が生じているかを確認するために有効なのが、雨漏りがし始めるときの雨量を確認することです。
具体的には降り始めと雨漏りのタイミング、そして気象庁などで発表される雨量を記録しておきます。
少ない雨でも一つの個所から大量の雨漏りが発生するような場合には、ルーフィングが全体的に劣化しており、屋根全体の補修が必要だと判断できます。
一方、梅雨の時期の長雨や台風のときでも少量の雨漏りが特定の場所から発生するような場合には、ルーフィングの損傷は比較的小さく、特定の場所で起きていると判断できます。
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