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塗装工事と聞くと誰もがその臭気が気になると思うでしょう。
しかし塗料にもいろいろな材質や特性があり、臭気のひどいものと比較的薄いものがあります。
特に臭気のひどいものはシンナーなどを混合させで希釈するもので、オイルペイント系が多いようです。
それに比べて近年急速に人気が高まっている塗料が、水を混合させて希釈する水性塗料です。
臭いが少ないのが特徴で有害になるような化学物質を含まないので、公共の場所や人が多く出入りする施設に学校や保育園などでもよく使用されるようになりました。
水性塗料は臭気が原因でトラブルにならない様にマンションなどの人の居住している場所や、住宅街などの様々な年齢層の人が生活している場所でも良く使われるようになりました。
しかしこの水性塗料は今までは密着しにくいのがデメリットと言われ、屋根や外壁などの耐久性を要求される場所では敬遠されがちでした。
しかし最近は品質の向上やシーラー剤の品質の向上で、外部である屋根の塗装や外壁の塗装にも重宝されるようになってきました。
かっては鉄骨造の建物や建築物の鉄部については、ほとんど臭気のきついオイルペイントが使用されてきましたが、最近は水性塗料でも何ら遜色の無い品質のものも出てきたので多くの鉄部に使われるようになりました。
それと大きな問題だったのが塗装工事で希釈剤や洗浄剤としてシンナーを使用するために、施工中に職人が気分が悪くなったり近隣住民が気分が悪くなったりの事故も発生しておりました。
それ以上に深刻なのは塗装現場に夜間侵入して、シンナーを盗み出してシンナー遊びをする青少年達がいたことです。
また素行の悪い塗装職人になると、現場で使用しているシンナーを盗み出して、小瓶に小分けして青少年に販売する輩まで現れました。
この様に数々の事故や犯罪があったので、人や動物などに無害である水性塗料が見直され品質向上されてきたのです。
最近の塗装材料はよっぽどの特殊な要求がない限り、水性の材料を使用している現場が増えました。
職人自身の身体への影響の無い材料を使用し、また近隣の住民とのトラブルを回避する配慮を考えると当然の流れだと言えるでしょう。
水性塗料は臭気を少なくしただけでなく、事故や犯罪を減らすと共に塗装職人や近隣住民の身体にも優しい材料になったと言えるでしょう。
これからも益々用途は増えてくると共に、品質の向上も行われ耐久性に優れた良質の塗料として使われるでしょう。
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