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チョーキング現象ってどうして起こるの?

2016年7月1日

チョーキング現象というのは、一言でいえば塗装の表面が劣化し、表面が粉を吹いたようになることを言います。

この表面が粉を吹いたようになるというのは、古い塗装面で見たことのある人もいると思いますが、別に空気中のゴミやホコリ、汚れが飛んできて付着しているわけではありません。

 

 

塗装が劣化して一部が分解されてしまった結果として、残った部分がいわば面の状態を保てずに粉のようになっているという現象なのです。

 

 

この粉を吹いたように見える状態が、まるでチョークの粉のように見えることから、チョーキングという名前が付けられました。

 

 

さて、このチョーキング現象がなぜ起こるかですが、最も大きな原因は日光の紫外線です。

そのほか、夏の暑さ、風雨にさらされること、さらには日中と夜、あるいは夏と冬の温度差というものも原因になっています。

 

 

これらの現象をみて、より本質的な原因とは何か分かるでしょうか。

 

 

結局のところ、外部からのエネルギーと、もう一つは化学反応が進みやすくなるような場所というか面、専門的には界面と呼びますが、これが生じることが原因です。

 

 

より具体的にいうと、エネルギーとはつまり紫外線や暑さつまり熱です。

これにより様々な化学反応を起こし、しっかりとしていた樹脂の分子は次第に分解されていってしまいます。

 

 

そして、界面とは、分かりやすく言えばひび割れなどがあるとその内部でも反応が進んでしまうことが一つの例で、目に見えないような細かい傷やクラックなどであっても、それだけ表面、界面が増えることで反応が起きる場所も広くなり、劣化が早まるわけです。

 

 

言い換えれば、普通、塗装の内部から劣化するわけでは決してなく、あくまで表面、ただしこの表面とは細かい傷やクラックも全て含みますが、そこから始まるということです。

 

 

風にさらされることや、温度変化によるわずかな膨張と収縮が、細かい傷などを生じさせることになります。

 

 

このように見ますと、チョーキング現象の原因は、私たちが普通に生活していく環境下では全く避けられないものということが分かります。

 

 

まとめますと、チョーキング現象というのは、塗料の顔料が劣化してしまうことにより、顔料がある粉状になって表面に出ることを言います。

 

 

そして、どんな種類の塗料でも生じることは避けられません。

放置するとさらに劣化が進み、ついには塗装の意味をなさなくなって、塗装により保護していた元の材料まで劣化していくことになります。


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